守ってダーリン!
21時を過ぎたところで、祝いの席はお開きとなった。
みんな、ワイワイと店の外に流れ出す。
「里佳ちゃん。じゃあ、悪いけどオレ達すぐに帰るから。」
「ちょっとお腹が張ってきたー」という玲奈をタクシーに乗せた龍平くんが、そう言って私に手を振った。
「うん。気を付けてね。」
二人を見送り、テーブル周りを片づけて帰り支度を整えていると、トイレに行っていたお姉ちゃんが「ごめんー」と言いながらホール内に戻ってきた。
「里佳、帰りは市谷さんに送ってもらうんでしょ?
私、先に帰ってるからね。」
「え?でも・・・。」
「いいから。私、これからカズくんのとこ行く予定だし。
里佳も、なんなら市谷さんのとこ泊まってきちゃえば?」
うふふ、と笑う姉に、なんだかむっとしてしまう。
「・・・そんなことしない。」
「なんでー?もういいじゃない。里佳から、好きって言っちゃえばいいのに。」
「本当に・・・いいのっ!」
強い口調で言った私に、お姉ちゃんは驚いたような顔をする。
「・・・ケンカでもした?」
「・・・違うけど・・・。」
いつもと様子が違うだろう私を、お姉ちゃんは不思議そうに見つめる。
「そっか・・・まあ、泊まるのはどっちでもいいけどさ、とりあえず私は先に帰るね。」
みんな、ワイワイと店の外に流れ出す。
「里佳ちゃん。じゃあ、悪いけどオレ達すぐに帰るから。」
「ちょっとお腹が張ってきたー」という玲奈をタクシーに乗せた龍平くんが、そう言って私に手を振った。
「うん。気を付けてね。」
二人を見送り、テーブル周りを片づけて帰り支度を整えていると、トイレに行っていたお姉ちゃんが「ごめんー」と言いながらホール内に戻ってきた。
「里佳、帰りは市谷さんに送ってもらうんでしょ?
私、先に帰ってるからね。」
「え?でも・・・。」
「いいから。私、これからカズくんのとこ行く予定だし。
里佳も、なんなら市谷さんのとこ泊まってきちゃえば?」
うふふ、と笑う姉に、なんだかむっとしてしまう。
「・・・そんなことしない。」
「なんでー?もういいじゃない。里佳から、好きって言っちゃえばいいのに。」
「本当に・・・いいのっ!」
強い口調で言った私に、お姉ちゃんは驚いたような顔をする。
「・・・ケンカでもした?」
「・・・違うけど・・・。」
いつもと様子が違うだろう私を、お姉ちゃんは不思議そうに見つめる。
「そっか・・・まあ、泊まるのはどっちでもいいけどさ、とりあえず私は先に帰るね。」