守ってダーリン!
「本当に!わざとじゃないんです!!」
駅員室に入った私と市谷さんは、先ほどから、オジサンの言い訳を延々と聞いていた。
ごくごく普通のサラリーマンという出で立ち。
この人が犯人かと思うと、恐怖と不快感で身震いする。
「もう、言い訳はいいですよ。
間もなく担当の警察が来ますから、その警官に聞かれたことだけ答えてください。」
「いや、でも聞いてください・・・!」
再び言い訳が始まろうとした時、駅員室のドアがガチャリと開いた。
「おつかれさまです。」
警官の制服を着たいかつい男性二人が、駅員室の中へと入ってきた。
「申し訳ありません。プライベートの時間に。」
市谷さんを見るなり、二人がぺこりと頭を下げる。
それを、「いや」と軽く受け流すと、市谷さんは状況を説明しはじめた。
その、落ち着いて理路整然と話す姿に、私は少しドキッとする。
電車で助けてもらったとき。
市谷さんが正義のヒーローのように、私の目には映ってしまった。
今もそんな気持ちのまま、見とれるように彼のことを見てしまう。
説明を終えた市谷さんは、「行こう」と言って、私と一緒に駅員室の外に出た。
駅員室に入った私と市谷さんは、先ほどから、オジサンの言い訳を延々と聞いていた。
ごくごく普通のサラリーマンという出で立ち。
この人が犯人かと思うと、恐怖と不快感で身震いする。
「もう、言い訳はいいですよ。
間もなく担当の警察が来ますから、その警官に聞かれたことだけ答えてください。」
「いや、でも聞いてください・・・!」
再び言い訳が始まろうとした時、駅員室のドアがガチャリと開いた。
「おつかれさまです。」
警官の制服を着たいかつい男性二人が、駅員室の中へと入ってきた。
「申し訳ありません。プライベートの時間に。」
市谷さんを見るなり、二人がぺこりと頭を下げる。
それを、「いや」と軽く受け流すと、市谷さんは状況を説明しはじめた。
その、落ち着いて理路整然と話す姿に、私は少しドキッとする。
電車で助けてもらったとき。
市谷さんが正義のヒーローのように、私の目には映ってしまった。
今もそんな気持ちのまま、見とれるように彼のことを見てしまう。
説明を終えた市谷さんは、「行こう」と言って、私と一緒に駅員室の外に出た。