守ってダーリン!
「うれしいわあ。直哉が、こんなにかわいい彼女を連れて来てくれるなんて。」
市谷さんのお母さんが、ちゃぶ台の前に座った私に、うきうきとした様子でお茶を出す。
彼の実家に到着するなり、私は、手厚いおもてなしを受けていた。
「あ、これはね、地元の銘菓なの。おいしいから食べて?」
銀紙に包まれたクッキーを、私の方へずいっと差し出す。
私は緊張しながらも、「いただきます」と言って、カサカサと包みを開いて二枚重ねのクッキーを取り出す。
サクッと音を立てると、隠れていた生クリームが、口の中に広がった。
(・・・うん!)
「おいしいです!」
私が素直な感想を述べると、お母さんは嬉しそうに「でしょう?」と言って人差し指をピンと立てる。
その後も、「直哉は適当に手を伸ばしてね」と前置きしてから、ケーキやフルーツを運んできては、私の前に並べてくれる。
「卓哉はわりと結婚が早かったでしょう?
直哉は全然そんな気配がなかったから、ずっと心配してたのよー。
でも、本当によかったわ。」
私の向かい側に座ると、お母さんがにっこり笑う。
市谷さんのお母さんが、ちゃぶ台の前に座った私に、うきうきとした様子でお茶を出す。
彼の実家に到着するなり、私は、手厚いおもてなしを受けていた。
「あ、これはね、地元の銘菓なの。おいしいから食べて?」
銀紙に包まれたクッキーを、私の方へずいっと差し出す。
私は緊張しながらも、「いただきます」と言って、カサカサと包みを開いて二枚重ねのクッキーを取り出す。
サクッと音を立てると、隠れていた生クリームが、口の中に広がった。
(・・・うん!)
「おいしいです!」
私が素直な感想を述べると、お母さんは嬉しそうに「でしょう?」と言って人差し指をピンと立てる。
その後も、「直哉は適当に手を伸ばしてね」と前置きしてから、ケーキやフルーツを運んできては、私の前に並べてくれる。
「卓哉はわりと結婚が早かったでしょう?
直哉は全然そんな気配がなかったから、ずっと心配してたのよー。
でも、本当によかったわ。」
私の向かい側に座ると、お母さんがにっこり笑う。