守ってダーリン!
眩しい朝日が頬を照らす。

私は、その光に起こされるように、重たい瞼をゆっくり開けた。


(ん・・・。

あれ・・・?ここ・・・ベッド・・・。)


目を開くと、私は真っ白なシーツの上に横たわっていた。


(いつの間に・・・。)


ふっと昨日の記憶を辿るが、ベッドに入った覚えはない。


(服も昨日のまま・・・って・・・あっ!)


私は、テレビを見ながら、リビングでうとうとしてしまったことを思い出す。


(もしかして、あのまま・・・。)


私はガバッと起き上がる。


(・・・!市谷さんは!?)


ベッドには、彼が寝ていた形跡はあるものの、そのスペースはもぬけの殻。

リビングからは、何やら物音が聞こえてきた。


(!)



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