守ってダーリン!
外に出て、時間貸しのパーキングに停めていたグレーの車に乗り込むと、彼は手早くエンジンをかけ、助手席の私に確認をする。
「夕飯行く前に、ひとつ寄りたいところがあるんだけど。いい?」
「え?あ・・・はい、いいですよ」
時刻は21時半を過ぎている。
こんな時間にどこに寄るのだろう、と思っていると、いつもより速いスピードで車を走らせた彼は、「7 luxe」の最寄り駅に隣接している、ファッションビルの駐車場に車を停めた。
「・・・ギリギリだな」
「急いで」と言った直くんは、私の手を引いて3階のジュエリーショップに連れて行く。
そこは、去年のクリスマスにネックレスを買ってもらった、私のお気に入りの店だった。
「選ぶ時間短くて悪いけど。仕事中でもつけられる指輪選んで」
「えっ・・・?」
「里佳が仕事に行くとき、指輪をしてないことすらオレは気づかなかったから。
確かに、あれつけて仕事するのは無理だよな」
そう言うと、直くんは私の頭にポンと手を置く。
「ホールに出てるときだけでもいいし。気に入ったのがあれば」
「そ、そうですね・・・」
「夕飯行く前に、ひとつ寄りたいところがあるんだけど。いい?」
「え?あ・・・はい、いいですよ」
時刻は21時半を過ぎている。
こんな時間にどこに寄るのだろう、と思っていると、いつもより速いスピードで車を走らせた彼は、「7 luxe」の最寄り駅に隣接している、ファッションビルの駐車場に車を停めた。
「・・・ギリギリだな」
「急いで」と言った直くんは、私の手を引いて3階のジュエリーショップに連れて行く。
そこは、去年のクリスマスにネックレスを買ってもらった、私のお気に入りの店だった。
「選ぶ時間短くて悪いけど。仕事中でもつけられる指輪選んで」
「えっ・・・?」
「里佳が仕事に行くとき、指輪をしてないことすらオレは気づかなかったから。
確かに、あれつけて仕事するのは無理だよな」
そう言うと、直くんは私の頭にポンと手を置く。
「ホールに出てるときだけでもいいし。気に入ったのがあれば」
「そ、そうですね・・・」