守ってダーリン!
17時を過ぎると、ティータイムで訪れていたお客さんたちが続々と帰って行き、お店のお客さんの数が一旦ゼロになっていた。
夕飯にはまだちょっと早いため、食事の来店客もない時間。
そんなとき、タイミング良く玲奈からの報告が入った。
「里佳、龍平たち来たよ。」
「う、うん。」
私は伊佐子さんに一声かけてから、準備しておいた紙袋を手にして、龍平くんたちのいる入り口へと向かった。
玲奈は何気なく後ろからついてきてくれる。
「里佳ちゃん。」
私を見つけた龍平くんは、いつものように右手を挙げて笑ってくれる。
隣の市谷さんは、相変わらずの無表情。
「こんにちは。」
あいさつすると、軽く会釈をしてくれるけど、不機嫌なように見えなくもない。
それでもやっぱりかっこよくて、私の緊張感は一気に高まる。
(うう・・・憧れの先輩に告白する、後輩の気分なんですけど・・・。)
もちろん、告白するわけではないけれど、「受け取れない」と拒否されたらどうしよう、そんな不安に襲われる。
(ま、まあ、単なる気持ちなんだし!さらっと!さらっと渡そう!!)
夕飯にはまだちょっと早いため、食事の来店客もない時間。
そんなとき、タイミング良く玲奈からの報告が入った。
「里佳、龍平たち来たよ。」
「う、うん。」
私は伊佐子さんに一声かけてから、準備しておいた紙袋を手にして、龍平くんたちのいる入り口へと向かった。
玲奈は何気なく後ろからついてきてくれる。
「里佳ちゃん。」
私を見つけた龍平くんは、いつものように右手を挙げて笑ってくれる。
隣の市谷さんは、相変わらずの無表情。
「こんにちは。」
あいさつすると、軽く会釈をしてくれるけど、不機嫌なように見えなくもない。
それでもやっぱりかっこよくて、私の緊張感は一気に高まる。
(うう・・・憧れの先輩に告白する、後輩の気分なんですけど・・・。)
もちろん、告白するわけではないけれど、「受け取れない」と拒否されたらどうしよう、そんな不安に襲われる。
(ま、まあ、単なる気持ちなんだし!さらっと!さらっと渡そう!!)