守ってダーリン!
家に帰ると、姉の愛美はすでに在宅で、デパ地下で買ってきたと思われるトマトベースのパスタを、一人でもぐもぐと食べていた。
「おかえり。」
「ただいまー。めずらしいね、金曜の夜なのに。
浜口さんとデートじゃないの?」
金曜の夜は、姉はだいたい彼氏の浜口和彦さんとデートをしている。
そのまま泊まってくることもあれば、帰ってくることもあるけれど、食事すらしないで帰ってくるのは、姉にしてはめずらしい。
「んー、まあね。カズくんとは明日も会う約束してるし、今日はいいかなって。
あ、ごめんね、ごはん勝手にしてて。」
「ううん。私も一人かなって思ってたから、お惣菜買ってきちゃったんだ。」
「そっか」と言うと、姉はまたテレビを見ながら食事を再開し始めた。
IT企業で働いている姉は、ひいき目なしに誰が見ても美人というタイプ。
しっかり者で優しくて、私は大好きで自慢の姉。
元々キレイな上、小悪魔体質でもあるらしく、私の記憶が確かなら、中学時代から彼氏が途切れたことはなく、相手にフラれたこともない。
かといって、とっかえひっかえするわけではなくて、付き合って1〜2年の周期で、新たにステキな人が現れるのだと姉は言う。
私よりも2つ年上だけれど、結婚には全く焦っておらず、むしろ30過ぎてからでいい、なんてのんきなことを言っている。
(その余裕、私にも欲しい・・・。)
「おかえり。」
「ただいまー。めずらしいね、金曜の夜なのに。
浜口さんとデートじゃないの?」
金曜の夜は、姉はだいたい彼氏の浜口和彦さんとデートをしている。
そのまま泊まってくることもあれば、帰ってくることもあるけれど、食事すらしないで帰ってくるのは、姉にしてはめずらしい。
「んー、まあね。カズくんとは明日も会う約束してるし、今日はいいかなって。
あ、ごめんね、ごはん勝手にしてて。」
「ううん。私も一人かなって思ってたから、お惣菜買ってきちゃったんだ。」
「そっか」と言うと、姉はまたテレビを見ながら食事を再開し始めた。
IT企業で働いている姉は、ひいき目なしに誰が見ても美人というタイプ。
しっかり者で優しくて、私は大好きで自慢の姉。
元々キレイな上、小悪魔体質でもあるらしく、私の記憶が確かなら、中学時代から彼氏が途切れたことはなく、相手にフラれたこともない。
かといって、とっかえひっかえするわけではなくて、付き合って1〜2年の周期で、新たにステキな人が現れるのだと姉は言う。
私よりも2つ年上だけれど、結婚には全く焦っておらず、むしろ30過ぎてからでいい、なんてのんきなことを言っている。
(その余裕、私にも欲しい・・・。)