守ってダーリン!
料理もだけど、家事は結構好きな私。


(彼氏の家だったら思いっきり掃除しちゃうんだけど・・・。違うしな。)


そんなことを考えていると、おかゆの鍋がふつふつと音を出した。

スープのお鍋もいい匂い。

二つの鍋を、それぞれひと口づつ味見する。


(うん、おいしい。)


自分で自分の料理に、OKを出すけれど。


(マズイ!とか言って、スプーン投げられたらどうしよう・・・。)


いや、その前に、口をつけてくれるのだろうか・・・。

そんな不安を感じつつも、料理は出来上がり、私は市谷さんのいる寝室に向かった。


コンコン。


ドアをノックするものの、返事はなし。


(結構時間かかっちゃったし、熟睡してるかな・・・。)


そっとドアを開き、中を覗くと、市谷さんはすうすうと息を立てて眠っていた。


(わ・・・やっぱり、寝ててもかっこいいんだな。)


目を閉じているものの、熱っぽく乱れた様子で寝ている姿は、妙に色っぽくてドキドキする。


(どうしようかな・・・。)


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