守ってダーリン!
市谷さんからのメールが届いたのは、それから2日後の夜だった。
仕事帰りの電車の中で受信したメールは、とてもシンプルな文章で、看病のお礼に食事でもどうかという内容のものだった。
ドキドキと胸が鳴る。
(これ、本当に市谷さんからきたんだよね?)
なんとなくスマホを裏返してみるけれど、疑問の答えが書いてあるはずもなく。
アドレスは登録外のものだし、「ichitani」の文字が入っているメールアドレスは、本当に市谷さんからきたのだろうと考えは至るわけだけど。
玲奈から言われていたことだから、メールがくるだろうとは思っていたし、くるといいなと思っていた。
けれど、お礼の言葉だけでなく、本当に食事に誘われたりすると、「まさか!」と思わず疑ってしまいたくなる。
うれしさと、戸惑い。
かっこいいけれど、クールで厳しい印象の市谷さんの顔を思い出す。
玲奈が言うように、彼は距離を縮めたくて、私を食事に誘ってくれたのだろうか。
それとも。
礼儀にも厳しそうだから、ただ単にお礼をしなければって、誘ってくれただけなのだろうか。
前者の理由なら、もちろん私はうれしいけれど・・・。
(違うかな・・・?)
市谷さんの気持ちはわからないけれど、私はどうしても、甘い期待をせずにはいられなかった。
仕事帰りの電車の中で受信したメールは、とてもシンプルな文章で、看病のお礼に食事でもどうかという内容のものだった。
ドキドキと胸が鳴る。
(これ、本当に市谷さんからきたんだよね?)
なんとなくスマホを裏返してみるけれど、疑問の答えが書いてあるはずもなく。
アドレスは登録外のものだし、「ichitani」の文字が入っているメールアドレスは、本当に市谷さんからきたのだろうと考えは至るわけだけど。
玲奈から言われていたことだから、メールがくるだろうとは思っていたし、くるといいなと思っていた。
けれど、お礼の言葉だけでなく、本当に食事に誘われたりすると、「まさか!」と思わず疑ってしまいたくなる。
うれしさと、戸惑い。
かっこいいけれど、クールで厳しい印象の市谷さんの顔を思い出す。
玲奈が言うように、彼は距離を縮めたくて、私を食事に誘ってくれたのだろうか。
それとも。
礼儀にも厳しそうだから、ただ単にお礼をしなければって、誘ってくれただけなのだろうか。
前者の理由なら、もちろん私はうれしいけれど・・・。
(違うかな・・・?)
市谷さんの気持ちはわからないけれど、私はどうしても、甘い期待をせずにはいられなかった。