守ってダーリン!
待ち合わせ場所は、「7 luxe」の降車駅。
北口の改札を出たところで、18時に待ち合わせをしている。
かなり余裕をもって駅に着いた私は、駅構内のカフェで時間をつぶし、約束の5分前に待ち合わせの場所へと出ていった。
改札出口の広場は、平日の夕方ということで、会社帰りの人たちがせわしなく行き交っている。
(あ、もう来てる。)
大勢の人たちの中で、私は市谷さんの姿をすぐに見つけた。
近隣の案内図が書かれた看板近くの柱の前に、彼は腕組みをして立っていた。
黒いジャケットにデニムを合わせたその姿は、まるで、雑誌の1ページでもあるかのように、絵になるような存在感。
(やっぱり、かっこいいな・・・。)
通り過ぎる女の子たちが、市谷さんのことをチラリと見ていく。
あれだけかっこよかったら、目を奪われちゃうのも仕方ない。
(あの隣に・・・って、私、なんだか登場しにくいんですけど・・・。)
とはいえ、このままこっそりここで観察しているわけにもいかなくて。
「こ、こんばんは!」
駆け寄って挨拶をすると、市谷さんは驚いたように目を開く。
「里佳さん・・・?」
北口の改札を出たところで、18時に待ち合わせをしている。
かなり余裕をもって駅に着いた私は、駅構内のカフェで時間をつぶし、約束の5分前に待ち合わせの場所へと出ていった。
改札出口の広場は、平日の夕方ということで、会社帰りの人たちがせわしなく行き交っている。
(あ、もう来てる。)
大勢の人たちの中で、私は市谷さんの姿をすぐに見つけた。
近隣の案内図が書かれた看板近くの柱の前に、彼は腕組みをして立っていた。
黒いジャケットにデニムを合わせたその姿は、まるで、雑誌の1ページでもあるかのように、絵になるような存在感。
(やっぱり、かっこいいな・・・。)
通り過ぎる女の子たちが、市谷さんのことをチラリと見ていく。
あれだけかっこよかったら、目を奪われちゃうのも仕方ない。
(あの隣に・・・って、私、なんだか登場しにくいんですけど・・・。)
とはいえ、このままこっそりここで観察しているわけにもいかなくて。
「こ、こんばんは!」
駆け寄って挨拶をすると、市谷さんは驚いたように目を開く。
「里佳さん・・・?」