守ってダーリン!
ショッピングモールの中は、土曜日らしく、たくさんの人で賑わっていた。

普段平日休みが多い私は、この人ごみだけで疲れそうだ。

「昼飯の前にプラネタリウム行く?

今からなら、ちょうど11時の回に間に合いそうだけど。」

インフォメーションでパンフレットをもらった市谷さんは、それを見ながら私に尋ねる。

「そうですね・・・。

午後はもっと混みそうだし・・・うん!行きましょうか。」

「じゃあ、そうと決まったら急ごうか。」

「はい。」

3階フロアの一番奥にあるプラネタリウムのロビーは、カップルや家族連れで混雑していた。

私たちはチケットを購入するため、列の最後尾に並んだ。

「想像以上に混んでますね・・・。」

「まあ、プラネタリウムはどこから見てもそんなに変わらないだろ。

チケット買えれば大丈夫だと思うけど。」

「そうですね。」

無事にチケットを購入した私たちは、劇場内に入ると、一番後ろの席に並んで座った。


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