博士と渚くん



一時間後、カレーライスが出来た。
焦げが目立つけど、多分食べれる、はず。

「いただきます」

「いただきます」

一口食べる。見た目は少しひどいが味はカレーライス。市販のルーってすごいよね。

「嬉しいな」

「?」

「普段料理なんてしない博士が、俺のご飯作ってくれるなんて」

「……」

こんなこと言われたら、また作ろうかなって気になってくる。

てかアレだね。
本音を暴露する渚くんって天使じゃん。ただのいい子じゃん。
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