博士と渚くん
「一人でお留守番大丈夫?」

「外に出るよりまし」

「まぁそうだろうね。じゃあいってくる」

「いってらっしゃい」

明るいうちは人と一緒なら外に出られるようになった私だけど、夜はまだ辛い。
人と一緒にいたとしても怖くて仕方ない。

嫌なトラウマを抱えてしまったものだ。


渚くんはパーカーを羽織って外へ出た。
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