博士と渚くん

ベランダに繋がる窓のガラスが割れた。
なに、何事!?

「ひゃあ!」

マヌケな声をあげてしまった。
あとついでに言わせてもらえば体の震えが止まらない。

ま、まさか私の考えていることが現実になるわけない。
これは私のただのネガティブな妄想だ。
現実はきっと、野球のボールが飛んできたりとかで窓が割れただけだよ。

全部そう、私の杞憂。

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