博士と渚くん

当然大学にも行けなくなった私は学校を辞めた。

引きこもる私に何度も会いに来てくれたのは教授だった。

教授は私に新しい住居を与えてくれた。それが今住むアパート。

ここに来てから、家の中で布団にこもることはなくなった。

渚くんと関わってからは、明るいうちには他人と外出することが可能になった。


私はこの兄弟にすごく感謝している。
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