銀次伝説【夜露死苦米威米!】
バイトを始めてから一カ月が経とうとしていた



おかしい



未だに花陽の連絡先をゲットできてねぇ



しかし



俺は焦っていなかった




なぜならすでに花陽は俺にゾッコンだと確信しているからだ



根拠はある



まず、バイト中に客の机を片付けていたら手伝ってくれた



次に飲み物の趣味が合っている。二人ともカフェラテが好きなんだ



最後にこの前休憩室にさりげなく俺の住民票を机の上に置いておいた


もちろん花陽はそれを見て俺の住所を知ったに違いない

つまりだ


俺たちはすでにお互いの家を知っている



もう恋人同士だと言っても過言じゃねぇ



言葉に出さなくても俺たちはすでにツーカーの仲なんだよ!



こうして花陽は俺の女になった!



もう少しで給料日だ



女に加えて金も手に入る
< 9 / 14 >

この作品をシェア

pagetop