私達の○○系彼氏様
「…なんで呼び出したの」
「俺が呼びたかったから」
なんて自己中な俺様なんだ…
「…じゃあなんで遅れたのよ。それも屋上で…暑いにも程があるっ!」
「……ぇな…」
「ん?もういっかっ…」
ガシャンッ…
「うるせぇな。俺が呼んだんだから黙って従っときゃあいいんだよ」
……い…今…かっ壁ドン状態?!
な…
だんだん近づいてきたアイツは、屋上のフェンスにてをかけ、私の足の間に膝を挟んでいる
それに、私より10cmほど背の高いアイツは、顔を近づけていて、ホントあと3cmぐらいでキスできそうなくらい…
…顔整い過ぎでしょ
なんて冷静に考えていると…
「なぁ……聞いてんの?」
「っひゃっ……!!」
私はいきなり近くで話しかけられたので、変な声出してしまった…!!
アイツの吐息が…近い…
「ふっ……かわいーじゃん」
「っ……////や……冗談キツいよ…」
「おい。お前…こんなんでも気づかねーの?」
「は…はぁ?なにがよ…」
するとアイツはズルくて、わざと耳元で言うんだ
「好きだよ。千夏。世界で一番好き。」
「っ…!!」
「俺以上に千夏を幸せにできるやつは金輪際いない。幸せになりたければ俺が付き合ってやるよ」
「っ…///」
「どうする?」
彼はニカッと笑いながら問いかけた
答えなんて決まってるじゃない
断ったって、『拒否権はない』とか言うんでしょ?
「そこまで言うんだったら付き合ってあげてもいいよ。そのかわり…」
コイツのわがままにも付き合ってあげてもいいよ
でもたまには私からのわがまま
「絶対に幸せにしてね」
チュッ……
「!!…っ///」
しょうがないからコイツの自己中についていってあげるよ
それで絶対に幸せになるんだから
俺様系彼氏様~完~