秘密のMelo♪y⑧*完結編㊦*
「どこが? …難しいこと聞くな」
「そうでしょうそうでしょう、思い当たらないで…」
「思い当たる節が多すぎる」
「真逆なことかぶせてきやがったΣ‼︎」
子供みたいなもんというか…まんまだろ。
真愛と同じ可愛さを感じるのはつまりそういうことだ。
「やだそんな…❤️お・や・ば・か❤️それとも…え⁉︎ こんなところで愛の告白っ? やっだあーん❤️」
ばしいっと人の背中を叩いておきながら、勝手に照れて足早に去ろうとする真裕。
言い返す気も失せて無言で捕まえた。
「…ちょっとした冗談じゃない…。久々のでえとに心踊って踊りすぎてつい舞い上がっちゃっただけじゃない…。なにもそんな無表情で首根っこ掴まなくたってもさ…」
「ぶつくさ言ってねえでこれちゃんと持っとけ。なくすと入れねえぞ」
この合間に購入したチケットを手に握らせて、どうせ途中で腹が減ったとぐずるだろうから何か食べ物でも持たせておこうと売店へ向かった。
「だからさ、扱い一体何歳児なの⁉︎ あたし、あなたの愛妻だよね⁉︎」