君と指切り〜桜
再び教室に戻り、凛の隣り合わせに座った。
「リン…柊弥に会っちゃった!それでね、もう一度
聞いてみた」
「うん!?…」
「ごめん…って言われた!
でもね、不思議と涙は出ないんだよね
逆にスッキリした感じだよ」
「そっか…それなら安心かな!ナツ、またすぐに彼氏出来るよ」
「彼氏か…今はいらない」
私は本気で、そう思っていた。
でも…
あの人の目を見たとき
今までに無かった新しい感情が芽生えた…
それは、柊弥の時とは全く違うもの…
胸が熱くなる想いが溢れだしたんだ…
先生…私