君と指切り〜桜

「…じゃ前に来ても良いぞ」


「あ…はい」


相田はゆっくりと教壇に近づいた…


「きゃー」


小さな悲鳴と共に相田の身体が沈んだ。


何もない所で
躓き前のめりに倒れた。


「相田!大丈夫か?」


教科書を教卓に置き相田に近づくも
すでに隣の席の生田大樹が相田奈都芽の身体を抱えあげていた。





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