君と指切り〜桜
紗和が僕にコーヒーを差し出しながら…
「相田さん…」
「えっ!?」
「昨日、病院に連れて行ったよね」
「最近は、調子は良いのかしら?…」
「それ、どうゆう事!?」
「そっか、坂上先生は知らないか」
当たり前だが紗和は学校では僕の事を坂上先生と呼ぶ。
「…?」
「あの子…」
“錦戸先生!"
「ごめん、あとでね」
紗和が生徒に呼ばれ
生徒と共に職員室を出て行った。
紗和の言葉が気になった。