君と指切り〜桜

昼休み大樹の背中を
トンと軽く叩き廊下に呼び出した。


「あのさ、大樹」

「ん?」

「大樹、一緒に桜を見に行かない?」

「うん」

「朝は、どうかしてた」


「そうか」



言葉数が少ないけど
いつもの優しい大樹の声だった。

気がつけば、何時も横に居てくれる

優しい“幼なじみ"


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