君と指切り〜桜
咲良ちゃんと少しの間
外で話をする事にした。
4月とはいえ、夜は冷え込みが増す。
30分後に駅に送り届ける約束をして
咲良ちゃんと2人で
一足先に店を出た。
この先には今日行くはずだった桜並木がある。
「この先に公園に行きませんか?」
「じゃ、そうしよう」
2人で並んで公園へと向かった。
「少し冷えるね、寒くない?」
「はい大丈夫です!」
「今日、誕生日なんだね!おめでとう」
「ありがとう!」
咲良ちゃんの様子は普通に見えた。