女総長、いざ参らん!
別にいいよ、と言おうとしたが沖田に遮られてしまった。
なぜ、沖田のがいいんだ?
考えていると沖田が私だけに聞こえるように耳打ちをしてきた。
沖「ほら、裕紀ちゃんからも言いなよ。
じゃないと髪のことバレちゃうよ?」
なっ?!
なんで沖田が髪のことを知ってる?
私はまだフードを取ってないから髪なんてわからないはず。
なのに、なぜ?
沖田の顔を見るとすごい黒い笑が見えた。
こんなんじゃいくら考えても答えが出てこなさそうなので後で聞くことにした。
今はそれよりも部屋のことが先だ。