女総長、いざ参らん!

拾 過去




─────────

今、私は土方の部屋にいる。




先程夕食を幹部と一緒に食べていたのだが、急に土方が食べ終わったら部屋に来いと言いみんなよりひと足先に部屋を出ていった。


最初はなんだと思ったが、いざとなれば自分の身は自分で守れるので深く考えないようにした。


暫くし、私も食べ終わると部屋を出ようと腰をあげた。


すると、沖田さんに腕を引っ張られ一言

「気をつけてくださいね。」

と言われた。


意味がわからない、というように私の頭の上には?が浮かんでいた。


それを見た沖田はクスッと笑い一言言った。

「とりあえず何かあったら叫んでくださいね?」

「はぁ...」


言っている意味がわからなかったが、取りあえず返事をして部屋を後にした。

< 125 / 273 >

この作品をシェア

pagetop