女総長、いざ参らん!


そして、今に至る。


部屋に入ったはいいものの向こうは何も言わないもんで困っている。


どうしようと悩んでいると土方が喋った。


土「明日からお前は一番隊組長助勤だ。仕事でわからないことは総司に聞け。」

裕「はい。」


組長助勤か...

大変だな。


なんて思いながら土方の部屋を去ろうとしたが、土方の一声によってその行動は遮られた。


土「お前、なんでずっとそれ被ってんだ?」


─ギクッ


私の肩が僅かに揺れた。

本当はさっきの会議の時に聞かれると思ったけどスルーされてたから大丈夫だと思ってたのに...

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