女総長、いざ参らん!
どうしよ...
悩んでいると土方に声をかけられた。
土「別に話したくないなら話さくていい。
だが、信用してほしいならいつかは言わなくちゃならねぇ。今のうちに言っといた方がいいんじゃねえか?」
土方の言葉は口調は良くないものの、心配してくれるのが分かった。
裕「......。」
私は迷った。
確かに土方の言う通りかもしれない。
だが、ここで素直に言って怪しがられないだろうか?
もし、変なふうに思われてここから追い出されたらと思うとどうしてもその一言が出てこない。
土「無理に言わなくてもいいさ。だけどな、ここにいる奴らはちょっとやそっとしたことで仲間を裏切ることはない。」
裕「ッッ!!!」
土方の言葉が酷く心に響いた。
そして私は決心した。
裕「土方さん、お願いがあります-――」