女総長、いざ参らん!


総司 SIDE


僕は今巡察に来ている。


一番隊と八番隊だから平助も一緒だ。


でも、正直何もなく暇していたためさっきのことを思い出してみた。


裕紀ちゃんがみんなに髪の秘密をバラした時。


本当は一番に僕が聞くはずだったけど、山崎にその機会を奪わられ結局はみんなと一緒になってしまった。


まあ、みんなに面白い悪戯が出来て楽しかったけど。


だが、何故だか胸騒ぎが止まない。


彼女にあってからずっとだ。


悪い方のではないんだが、彼女の事を見たり考えたりすると胸が高鳴る。


あの子は僕に何をしたんだろう。


...


やっぱり考えるのはやめよう、ガラじゃない。


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