女総長、いざ参らん!
近「裕紀くん、すこし弄り過ぎではないのか?」
祐「何言ってるんですか、近藤さん。
こんなのまだまだ序の口ですよ。それに、沖田さんのはもっと酷いでしょう?」
そう言って不敵な笑みを浮かべる。
近「そ、そうだな。」
私の顔を見て言った近藤さんの声が若干震えていたのは、気づかなかったことにしよう。
それから私達は別れ別々の場所へ向かった。
祐「サンナンさん、裕紀です。」
サ「どうぞ。」
祐「失礼します。」
部屋に入ると優しい笑顔をしたサンナンさんがこちらを向いていた。
それは正しくと仏様そのもの。
同じ副長でもどうしてここまで違うのだろう。
どっかの鬼とは大違いだ。