女総長、いざ参らん!

それに続き全員に酒を注ぐ。


最後に山野に注ぐと不思議そうに聞いてきた。


山「一ノ瀬さんは飲まないんですか?」

裕「俺は酒が好きじゃないから。」

. .
そう言うと私は何かを感じ、本能的に危ないと察知しすぐ立ち去ろうとする。

しかし、三馬鹿に止められた。


平「えー!!! せっかくなんだし飲もーぜ!!」

左「そーだ!! そーだ!!」

新「飲んでみたら案外うまいかもしれないぜ?」

左「そーだ!! そーだ!!」


三人に詰め寄られて戸惑う私。

山野は止めようとしてくれてるが相手が組長だから強く言えない。

唯一の救いの斉藤も土方のところに行ってしまった。


どうしよう…


平「ほら!」


平助がお猪口を差し出してきた。


私は仕方なく受け取り、少しずつ自分の口の中に運ぶ。


その瞬間、喉が熱くなり頭がクラクラしてきた。


ヤバい!!!


そう思ったときにはもう遅く、私の意識は遠のいていった。


< 227 / 273 >

この作品をシェア

pagetop