女総長、いざ参らん!
総司SIDE
僕は今源さんと話している。
といっても僕が一方的に愚痴を言ってるんだけど。
何のかって?
さっき、頼んでもないのに女が必要以上に近づいてきたこと。
それでここに逃げてきた。
はたから見たら自慢に見えるかもしれないけど僕からしたらうざくてうざくて仕方がない。
こうゆうのを“キモイ"って言うのか。
なんて僕は思い、今度土方さんに使ってみようと思った。
僕がイライラして食事をしていると源さんが言う。
源「なにやら向こうが騒がしいようだね。」
総「え?」
僕は源さんの指差したほうを見る。
そこには平助、左之さん、新八さんに…
あれは…あ、そうそう、山野くん。
それと裕紀ちゃんがいた。
確かに騒がしい。
それに裕紀ちゃんがなんか変だ。
僕は裕紀ちゃんの様子がおかしいのに気づき目を凝らしてよく見る。
すると、裕紀ちゃんが平助に詰め寄ってるのが見えた。
なんなの、あれ。
いろいろな感情が混ざって複雑な気持ちになる。
僕はもうこの感情に気づいてる。
そこまで鈍感じゃないから。
僕はきっと…
裕紀ちゃんが好きなんだ。