女総長、いざ参らん!


そんなことを考えてるうちに裕紀ちゃんはフラフラしながら土方さんや一くんたちのところに行った。


僕はヤケになってご飯を食べている。


総「ゴホッゴホッ!!」


しまった!!


無理に口に含みすぎて苦しい。

しかもなかなか戻らない。


それを見た源さんは僕の背中をさすってくれた。

そして一言


源「ほら総司、ヤセ我慢なんてしないで一ノ瀬くんのところに行ってきなさい。」

総「ゴホッゴホッゴホッ!!!!」


僕はまた咳込んだ。

さっきとは違った意味で。


少し落ち着いた僕は源さんの顔を見て聞いた。


総「い、いつから知って…」

源「つい最近さ。女嫌いの総司があそこまで仲がいいからもしかしてと思ったんだが…
その様子じゃ図星のようだね。」


この人にはかなわないなと思った。


源さんは幹部にしたら腕が立つ方ではないが、感がよく隊士のことをよく見ていてすぐに色事にも気づく。

勿論、色事だけじゃなく隊士の体調などもしっかり把握している。
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