女総長、いざ参らん!
コイ…こい…鯉…恋……
裕「恋ィィ!?」
やっぱりそうなのか…
さっきから少し予想はしてたが、やはり実際に言われると何だかぎこちなく感じる。
沖「そうですよ。ってか、それ以外ありえませんよ。
…ハァ、裕紀ちゃんに好きな人がいたなんて…」
最後の言葉は小さくて聞き取れなかったが、今の私にそれを確認する余裕はなかった。
それ以外ありえないって…
というか、私が今恋してるの?
え、誰に?
混乱に陥ってる中、沖田はゆっくり言った。
沖「裕紀ちゃん、その相手、誰か確かめたいですか…?」
確かめる…
少し怖いけど、これは大事なことだ。
だから
裕「確かめたいです。どうすればいいんですか?」
沖「簡単です。
目を瞑って無心になった時に誰かが写ります。
その写った人が好きな人です。」
沖田は二コツと笑いながら言った。
裕「わかりました。」
私は息をついてゆっくり目を瞑った。
そこに写ったのは…───
沖田…さん…?