女総長、いざ参らん!



すると、やっと正気に戻った近藤さんが聞いてきた。


近「祐紀くん、君は女子なのかね?」


近藤さんに続いて全員正気を取り戻した。


私は少し間を置いてから答えた。


裕「......はい。」


近「そうか。
でも、だからと言って追い出すわけにはいかないからな...」


新撰組の全員が悩んでいる。


私は他人事のように見てるだけだが。


藤「あ!!」


急に藤堂が声を出してわかったと言った。


その顔だけでピコーン!と効果音が付きそうなほどだった。


まるでクイズの答えが解けた子供だ。
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