女総長、いざ参らん!



涼「裕紀ー!そのウィっグも似合って「なぁに?涼平くん。」ヒッ!!!」


ホントに涼平は馬鹿だ。

髪のことがばれたらどうしてくれるんだっての。

私は危うく涼平が言いかけたのを黒笑いと殺気で阻止した。


涼「ご、ごめんなさい!!!!」


はぁ。

段々怒りを通り越して呆れてきた。


私がみんなに髪のことを言ったのは小学校のとき。


拓真は幼馴染だから前から知ってたけど。


それから結構月日が流れたってのに涼平は何回も同じ間違いをしている。



涼平は学ばないなー。




──キーンコーンカーンコーン


しばらく自分の世界に入っているとチャイムが鳴ったので頭を切り替え、私は授業モードに入った。


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