雨音で奏でて…二人きりの世界
ぎこちない呼び捨て…

まだ敬語が抜けきれない会話…

直接触れる
久しぶりの男の素肌…

何度も何度も角度が変わるキス…

時々、チクリと痛みを感じる独占欲…

そのまま抱きあげられて
いわゆる
お姫様抱っこでベットまで運ばれ

「俺の我慢限界っ…こえすぎて
優しくできなかったらごめん!
きっと、朝まで止まらないから…」

耳元でハスキーがより一層掠れて…

メリの奥から溢れ出すモノ…

「芽里…すげ…よ」と言われ

それを合図に本当に拓真君は

熱く、優しく、何度も何度も

芽里を揺さぶり続け

表も裏も…上も下も…わからなくなり

多分、今日開けたであろう

新しい箱の中身が半分ほど減った頃

やっと我にかえったように

芽里を温かいお湯に入れた….
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