雨音で奏でて…二人きりの世界
あんまり大袈裟にならない程度に

包んでもらってすっかり拗ねた

拓真の隣に座る…

「お待たせしました」と

手を差し出せば…

ご機嫌は良くなり嬉しそうに

笑ってくれる…

可愛い!と思っても言わないのが

年上彼女の気づかいかな?

夜のご飯はデーブルで

自分たちで揚げて食べられる

串揚げ店に入り

当分揚げ物は食べられないほど

沢山食べた

拓真なんて…串がつぼに
入りきらなくなるほどだった

芽里はサラダやデザートを食べ

お腹がいっぱいで眠たくなってしまう

帰りの車で少しうとうと

してしまった…

「芽里…歩いて行ける?
それとも抱っこ?」

本音は抱っこがいい…けど

そんな事は言えないから

自分で歩いた…
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