雨音で奏でて…二人きりの世界
部屋風呂だけでは

勿体無いからといくつある

お風呂に自由に入って

満足したらお互いに携帯を

鳴らすことに決めておいて

お風呂場の前で分かれた

身体を洗いまずは…ヒノキ風呂に

その後は壺風呂?

ジエットバス、ラドン風呂、など

季節のお風呂は甘〜い香りの苺風呂で

拓真が入るのを想像したら…

ひとりで笑ってしまって

恥ずかしかった

かなりゆっくりとお風呂に居て

髪も乾かし浴衣に着替えていると…

5、6人の若いおんなのこたちが

きゃーきゃー言いながら

入ってきた

「さっきの人カッコ良かったよね〜
あんなトコで何してんのかなぁ」

「彼女のこと待ってる以外無いじゃん?
夢見すぎだって!
ありえないからね旅先で出会って
どうこうなんてね!」

「そうかなぁ〜でも…良いなぁ
私もあんな風に照れながら
待っててほしいよね
いつかそんな彼と旅行したいよ〜」


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