雨音で奏でて…二人きりの世界
「なぁ、芽里
久しぶりに遠出しようか?
最近、デートも飯食う程度って
俺サボってるよな…ごめんな芽里…」

「ん〜そうかなぁ…
ゆっくり過ごすの悪くないと
思ってるよ私は
それに…ずっと一緒にいるんだから
焦ってないからね!」

拓真がぎゅって抱きしめてくれる…

芽里はこれだけで満足だったりするのだ

今日は拓真の言う通り少し遠出して

朝から夜まで何の遠慮もなく

彼に甘えたい…芽里

拓真の方も恥ずかしがり屋の芽里を

抱きしめたり、時々はキスして

一日中ずうっと
腕の中に閉じ込めておきたい

そんなわけで知ってる人が
いないところまでドライブして…

手を繋いで歩き、人目を気にせず
見つめ合いながら笑い

時々誰も見てないことを確かめて
キスをして…

付き合い始めた頃みたいに
拓真の愛を溢れるほど受けて…

長いドライブを楽しんで帰ってきた

玄関の鍵を閉めてすぐに

熱いキスを交わす…

啄むような軽いものからだんだんと

長く熱く惚けるような深いキスに…

変わりお互いの想いを伝えあう

少し息があがり
トロンとしている芽里を

ベットに運び首筋から鎖骨へ…

肩に、腕に優しく触れ

膨らみを充分に愛せば…

芽里から溢れる甘い音色が届く

拓真は心から癒され

一枚ずつ丁寧に芽里から剥がしていく


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