雨音で奏でて…二人きりの世界
拓真はいつも
芽里が作る朝食を向き合いながら
食べるのが大好きだ
自分がプレゼントした
真っ赤なイチゴのエプロンをかけ
甘い卵焼きの匂いがするキッチン
真夜中まで愛を交わしていた女が
小さな足音を立ててドアを開ける
もともと拓真のほうから
惚れ込んでいる芽里と付き合えたのは
奇跡に近い…と思う。
会社の中でも秘書課の人気は
ダントツで
又、その中で
小田芽里は会社の独身男性全てが
一度は付き合いたいと思ってるはずで…
(ま、同期の男性陣以外は)
4つも歳下の営業マンと付き合った!
と聞いた芽里を狙っていた人たちから
随分、嫌味を言われる
拓真だったりするが…
気にしてなんかない!
「いただきま〜す」と手を合わせ
美味しそうに大きな口を開けて
無防備にペロッと
舌なめずりしながら
朝ごはんを食べる芽里を
見れるのは
自分だけなんだから…
「拓真?早く食べないと!ね」
「芽里…好きだよ」
ほらな、真っ赤な顔で
パンをくわえてる姿なんて
絶手ェ誰にも見せてヤンねぇぞ!
拓真はいつもそう思う…
芽里はまったく分かってないだろうけど
芽里が作る朝食を向き合いながら
食べるのが大好きだ
自分がプレゼントした
真っ赤なイチゴのエプロンをかけ
甘い卵焼きの匂いがするキッチン
真夜中まで愛を交わしていた女が
小さな足音を立ててドアを開ける
もともと拓真のほうから
惚れ込んでいる芽里と付き合えたのは
奇跡に近い…と思う。
会社の中でも秘書課の人気は
ダントツで
又、その中で
小田芽里は会社の独身男性全てが
一度は付き合いたいと思ってるはずで…
(ま、同期の男性陣以外は)
4つも歳下の営業マンと付き合った!
と聞いた芽里を狙っていた人たちから
随分、嫌味を言われる
拓真だったりするが…
気にしてなんかない!
「いただきま〜す」と手を合わせ
美味しそうに大きな口を開けて
無防備にペロッと
舌なめずりしながら
朝ごはんを食べる芽里を
見れるのは
自分だけなんだから…
「拓真?早く食べないと!ね」
「芽里…好きだよ」
ほらな、真っ赤な顔で
パンをくわえてる姿なんて
絶手ェ誰にも見せてヤンねぇぞ!
拓真はいつもそう思う…
芽里はまったく分かってないだろうけど