クールな君は病人嫌い


ゆうくんが保健室の扉を乱暴に閉めた瞬間、私の瞳からは涙があふれでてしまった。


鈴はあわてて、どうしたの?と聞きながら私の背中をさすってくれている。

ばれているはずがないんだ、そう自分に言い聞かせていても溢れだしてくる涙は、もうとめることができなかった。

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