永遠の片思い
後悔した理由は、だいぶ後の話…。
【田中。そろそろ自分のこと考えていいんだよ?優太の夢は優太の夢。お前はこれから見つければいいよ。】
優しくそう言ってくれた。
少し泣きそうになる。
【うん...ありがとう。】
【じゃあ...頑張って。】
【うん!大沢ちゃんもね?】
【おう。じゃあな】
【さよなら!】
2人は笑顔で別れた。
泣かない。
もう泣いたって遅いんだし。
みんな頑張れって言ってくれた。
だから、
大丈夫。
ゥチは頑張れる。
そう思いながら、自転車をこいだ。