永遠の片思い
【職人やろうと思ってたのにこんなんじゃ無理だなあ...】
すると、部屋のドアが開いた。
―ガチャッ―
パッと見ると、弟の慎也(しんや)が立っていた。
【何?】
【まだ、仕事見つかんないのかよ。】
【だって、いいとこあんまないんだもん。】
【あっそ。】
そう言って、ジャンプと言う雑誌を持ってリビングに戻った。
【あっそって言うくらいなら聞くなよ。腹立つなあ!】
タウンページやらガテンやらを投げ付け、布団に横になる。