永遠の片思い
やったね!また、折機だ!
そう心の中で呟く育美。
―ザッザッザッ―
かなり集中して、仕事をする育美。
すると…
【田中さん?】
誰かに呼ばれた。
パッと顔を上げる育美。
【あっ…上村さん。なんですか?】
【いや…集中してるねぇ!頑張って、3パレくらい上げてよ☆】
笑いながら言う上村さん。
【いやいや!8号機じゃ普通に無理ですよっ】
突っ込む育美。
【大丈夫だよ!田中さんなら。笑】
そう言って、2階に行ってしまった。
【あーぁ…行っちゃった…】
一人そう呟く育美。
ん?ちょっと待てよ?
今の自分の発言何だし…
この時はあまり深く考えていなかった。