いろはにほへと
妬みと嫉妬
あっという間に迎えた撮影最終日。
今回の撮影は、花火大会に出掛けた二人が、それぞれ別の場所で行動し、会う所まで。
本来なら、三日目あたりに撮る筈だったのだが、雨で延期となり、最終日にずれ込んだシーン。
今度は、二人だけのシーンではなく、桂馬には男友達役が3人程。私には、彼氏役として知らない男の人が1人。それからエキストラが大勢居る。
浴衣姿になって、髪をアップにされて、鏡に映る私は一体どこの人。
ー自分じゃない、自分じゃない。これはメイっていうトモハルの歌のPV中に出てくる架空の人物。
と、何度も呪文のように言い聞かせた。
桂馬は自分のシーンを卒無くこなして行く。
問題は。
「リハの時点で、そんなんでどーするんだよ!?」
「…すいません…」
やっぱり私。
今回の撮影は、花火大会に出掛けた二人が、それぞれ別の場所で行動し、会う所まで。
本来なら、三日目あたりに撮る筈だったのだが、雨で延期となり、最終日にずれ込んだシーン。
今度は、二人だけのシーンではなく、桂馬には男友達役が3人程。私には、彼氏役として知らない男の人が1人。それからエキストラが大勢居る。
浴衣姿になって、髪をアップにされて、鏡に映る私は一体どこの人。
ー自分じゃない、自分じゃない。これはメイっていうトモハルの歌のPV中に出てくる架空の人物。
と、何度も呪文のように言い聞かせた。
桂馬は自分のシーンを卒無くこなして行く。
問題は。
「リハの時点で、そんなんでどーするんだよ!?」
「…すいません…」
やっぱり私。