いろはにほへと
「中条さん!」
さっきまで相槌を打っていたはずなのにいつの間にかすっかり自分の世界に入っていた私が、我に返って澤田に振り向くと。
「やっぱり聞いてなかった」
彼女はそう言って笑った。
「ごめんなさい。ぼーっとしてました。何の話でしたか?」
慌てて訊いても、澤田は首を振る。
「くだらないからいいの。それより、CD買いにいったら、そこでPVも流してるかもしれないね。発売日だし、ルーチェ売れてるし。」
言われてそうか、と思った。澤田に何度か連れて行ってもらったCDショップには、新曲やオススメCDのPVがー撮影することになるまでその呼び名は知らなかったけれどー流れていることがあった。
「次、降りるよ。」
さっきまで相槌を打っていたはずなのにいつの間にかすっかり自分の世界に入っていた私が、我に返って澤田に振り向くと。
「やっぱり聞いてなかった」
彼女はそう言って笑った。
「ごめんなさい。ぼーっとしてました。何の話でしたか?」
慌てて訊いても、澤田は首を振る。
「くだらないからいいの。それより、CD買いにいったら、そこでPVも流してるかもしれないね。発売日だし、ルーチェ売れてるし。」
言われてそうか、と思った。澤田に何度か連れて行ってもらったCDショップには、新曲やオススメCDのPVがー撮影することになるまでその呼び名は知らなかったけれどー流れていることがあった。
「次、降りるよ。」