いろはにほへと
キラキラ女子の話題の中心となっていた二大勢力が、お茶の間を賑わせてるのだ。
それこそ、私ごときが、繋がっているかもしれないという時点で、許すまじき行為なのだろう。
それなのに、だ。
更に桂馬が恋人宣言なんてしてしまったもんだから、ファンは腸(はらわた)煮えくり返っている。
どこのどいつだと、全国で探しまくっているに違いない。
ただ、報道では、私ではないことになっている。
確かに、間違えられることはあっても、断じて別人だ、と。
そんなこと言ったって、似てるだろうと、やっぱり隠してるだけなんじゃないかー今私を囲む女子達は、そういう目で、私を見ていた。