元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
何故私が妖怪顔負けの不気味な顔をしているのかと言うと。
私の視線の先にあります。
目の前には、前作より整えてある黒髪に、相変わらずの太い黒縁眼鏡をかけている澪鵺がいます。
いくら殺し屋を辞めたとはいえ、銀髪と紫色の瞳が変わることはありませんから。
一種の変装らしいです。
本人が言っていました。
余談ですが、私の格好は、前作と変わらず三つ編み眼鏡膝下スカートです。
現在の夢は、友達100人作ること。
今も忘れてはいませんよ、はい!
澪鵺の隣には、女の子がいます。
170後半ぐらいの背の高さを誇る澪鵺の、肩ぐらいに頭がある、可愛らしい女の子です。
多分身長は私と変わらぬ、160ぐらいでしょうか?
その子の可愛いこと!
ふわふわゆるゆる茶髪ヘアー。
アイドル!?って思うほど整ったお顔立ち。
長い睫毛にぱっちり二重。
唇なんて、ぷっくりしていてさくらんぼみたい。
華奢な体で、白く、背はまあまあ。
女の私でも守ってあげたくなるような、可愛らしい子です。
そんな子が。
澪鵺といる!?
実はイケメン澪鵺+アイドル級の美少女という方程式が出来上がった時、答えは私の不気味な顔となるのです。
正直に言っちゃえば、彼氏の浮気現場を目撃した!?てな感じです。