元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
抱きつき魔彼女と、一途な彼氏
☆紅羽side☆
「ぶえーっくしょんっ!」
「・・・もっと女らしいくしゃみしろよ」
「だってぇ~・・・」
今私、玉置紅羽と彼氏、神崎澪鵺がいるのは私の自宅。
「ほれ紅羽、口開けろ」
「澪鵺の手作り?美味しそう!
いただきま~す・・・って、アツッ!!」
「ちゃんとフーフーして食べろよ」
「はぁい・・・」
澪鵺が私のために作った卵粥を、フーフーしながら食べる。
熱いけど、ふわふわ卵が美味しい。
「しかし紅羽が風邪引くのは珍しいな」
そう。
実は私今日、風邪を引いて学校を休んだのです。
澪鵺は学校が終わり、私の元へ来てくれたんです。
「多分澪鵺の風邪がうつったんだよ」
「俺が風邪引いたの、早々前だけどな。
紅羽の場合、発症が遅いんだな」
「みたいだね」
お粥を一口食べる。
正直食欲ないけど、この卵粥は美味しい!
何杯でもいけるかも!