元殺し屋と、殺し屋~anotherstory~
その後カナはスッチーから地図をもらい、道案内をしてもらったお蔭で、総司の家へと到着した。
総司の家は、周りに比べれば大きい方だ。
多分・・・3階建て。
白い壁が高級そうだ。
掃除大変そうだなぁ・・・。
ピーンポーン
『どちら様ですか?』
インターフォンから聞こえた声。
総司の声じゃない。
男の人の声ってことは分かっているけど。
総司にお父さんはいないし。
お兄さんかな?
「相島です。
総司くんとは、クラスメイトなんですけど・・・」
『総司の?
ちょっと待っていてください、開けますから』
その後だった。
ギイイイィィィィ――――・・・。
もの凄い音を立てて、門が開いた。
ど、どこのぼっちゃんだよ総司は。